みどり愛育園通園事業部保護者会

10月11日、東京都議会公明党として、都内武蔵村山市にある重症心身障害児(者)施設「みどり愛育園」(長博雪園長)を訪問。都の委託事業である同園通所事業部で、保護者会(河合君枝代表)から都の来年度予算編成に向けた要望を受けました。
これには、都議会公明党の野上純子、谷村孝彦の両副政調会長と、吉倉正美、松葉多美子の各都議が参加しました。
この通所事業部の定員は35人で、自分で体を動かすことが困難な重症の障害児(者)が利用しています。人工呼吸や酸素吸入をはじめ、気管切開による気道の確保や、胃や腸にチューブで栄養を送り込む経管栄養注入が施されている人など、常に医療的ケアが必要な障害児(者)も多くいます。
保護者会は、「1人の看護師や介護職員に掛かる負担が重いので増員を」と訴えるとともに、送迎バスについて、今年度から1台増えて計5台となったが、いまだに不足している現状を報告し、「来年度も増車してほしい」と要望。
要望を受け、谷村たかひこ副政調会長は「公明党は障害者のための対策を重視し、全力で取り組んでいます。ご要望にお応えできるよう頑張ります」と答えました。
これに先立ち一行は、通所事業部の多目的ホールなどで障害児(者)の生活現場を視察。10年ほど前に交通事故で傷害を負い、体が不自由になった身長182センチ、体重70キロの男性を、2人の男性職員が介助して車イスに乗せている様子などを見ながら、保護者らから実情を聞きました。