廃棄物埋立処分場を視察

【平成20年2月29日付 公明新聞記事より】

東京都議会公明党は13日、都が管理する東京都廃棄物埋立処分場(江東区)を視察した。谷村孝彦、伊藤興一、松葉多美子の各都議が参加した。

同処分場は、東京23区内の中間処理施設でごみを処理した後に発生する廃棄物などを埋め立て処分している場所。年間約5万人以上の小・中学生が社会科見学などで訪れ、見学場所としても注目を集めている。

一行は、粗大ごみ破砕処理施設、不燃ごみ処理センターを見学後、東京港の海を現在も埋め立てている中央防波堤外側埋立処分場と新海面処分場を視察し、案内した都環境局から「1977年から埋め立てが始まり、ここが東京港に造ることのできる最後の埋め立て処分場」との説明を受けた。

また、都環境局中央防波堤合同庁舎内で、清掃・埋め立て事業の歴史やリサイクル方法を紹介した展示コーナーも視察。ごみ回収方法の歴史資料を展示した場所では、案内した都環境局廃棄物埋立管理事務所の折原秀博所長が「生まれたころから便利な生活に慣れた子どもには展示資料が古く、分かりにくいようだ」と改善の必要性を語った。

視察を終えた都議らは「子どもたちが都市のごみ問題を学ぶのに最適な場所だと分かった。今後展示資料の見直しを含めて整備すれば、環境学習の拠点として活用できる可能性がある」と語っていた。