障害者の雇用が前進

3月19日、障害者の働く場所を確保するため公明党が推進し都で開設準備を進めてきた、都営浅草線の大門駅構内にオープンした「TRPIS(トロア)」を視察しました。

以下は、4月17日付公明新聞から転載しました。

地下鉄駅に自立支援の店
東京都議会公明党(中島義雄幹事長)はこのほど、障害者の働く場所を確保しようと都営浅草線大門駅(港区)構内に先月オープンした、焼き立てパンの店「TROIS(トロア)」を視察した。長橋桂一副幹事長をはじめ、野上純子、谷村孝彦、吉倉正美、中山信行、伊藤興一、松葉多美子の各都議、港区議会公明党の達下マサ子、杉本豊敬、近藤暢子の各議員が参加した。
同店は、都交通局が進めてきた「障害者が働く店舗の駅構内設置」の一環として設けられたもの。特定非営利活動法人・みなと障がい者福祉事業団が運営。平日午前7時から午後8時まで(土曜は午後5時まで)営業し、パンやスープ、ドリンクなどを販売している。従業員は20歳代が中心で、主に発達障害者や知的障害者などが多いという。
同法人の大森八惠子事務局長は「都からこの話を聞き、就職が難しい発達障害者などに就労の場を提供したいと話した。皆さん働く意欲が強く、生き生きしている」と話す。都交通局の佐藤守・資産運用部長は「2007年度を初年度として、引き続き08、09年度にそれぞれ1店舗ずつ出店させたい」と語っていた。
都議会公明党は障害者の雇用拡大を一貫して推進。05年12月の定例会では「都営地下鉄駅構内の売店などに障害者団体の出店が可能となるよう検討すべき」と訴えていた。